「人工物と自然の接点」として風景写真を制作している写真家。
道路や鉄塔、電線や轍など、純粋に美しい自然の風景写真とは切り口の異なる風景写真で、自分自身あまり目にする機会のなかった欧米では「ニュー・トポグラフィックス」と呼ばれているジャンルの風景写真。
トポグラフィックスとはギリシャ語で「場」を表す「トポス」と「画法」を表す「グラフィックス」から成る言葉である。写真家の視点は「自然」ではなく「人間によって生み出された環境」にあり、一見すると冷たく殺伐としたイメージに見えるが、緻密な構図によって切り取られたこれらのイメージ群には、環境問題に対するコンセプトを内包している。
芦谷 淳 http://ashiya.s2.weblife.me/index.html
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