2013年8月27日火曜日

ALAIN LABOILE


 フランス、ボルドー生まれ。
 彫刻家として石膏による人物像を創作していた経歴を持つ写真家。モチーフは家族写真。父親としての子供たちに対する暖かい視線や、目まぐるしく遊び回る子供たちをユニークな構図で切り撮った作品からは、写真家の独特な世界観が伺える。撮影から紙への出力までデジタルによるものらしいが、プリントの仕上がりも秀逸。
 写真家自身のHPがあるので、興味のある方はご覧下さい。
  アラン ラボワール http://lab.carbonmade.com/

2013年8月25日日曜日

tokyo arts gallery Marion Dubier-Clark 「From San Francisco to Los Angeies」

 フランス ノルマンディー生まれの写真家。
世界中を旅しながらポラロイドカメラによって撮影された作品群はカラフルでキャッチー。アメリカの街並や看板、プールや果物。被写体は様々で女性らしく愛らしい目線の作品も多い。
ポラロイド特有の調子は、作品の雰囲気を柔らかく、観るものを空想的な風景へと誘う不思議な感覚を助長するようでもある。

 9月末まで青山にあるCIBONEでも作品を観ることができるとのこと。興味のある方はぜひ。

 tokyoarts gallery
  http://www.tokyoartsgallery.com/

2013年8月18日日曜日

芦谷 淳 「POINT LANDSCAPE」


 「人工物と自然の接点」として風景写真を制作している写真家。
道路や鉄塔、電線や轍など、純粋に美しい自然の風景写真とは切り口の異なる風景写真で、自分自身あまり目にする機会のなかった欧米では「ニュー・トポグラフィックス」と呼ばれているジャンルの風景写真。
 トポグラフィックスとはギリシャ語で「場」を表す「トポス」と「画法」を表す「グラフィックス」から成る言葉である。写真家の視点は「自然」ではなく「人間によって生み出された環境」にあり、一見すると冷たく殺伐としたイメージに見えるが、緻密な構図によって切り取られたこれらのイメージ群には、環境問題に対するコンセプトを内包している。

  芦谷 淳 http://ashiya.s2.weblife.me/index.html